広島市議会 2021-10-27 令和 3年第 4回10月臨時会−10月27日-01号
2019年に大問題となった広島高速5号線二葉山トンネル工事費375億円の増額に続き,2020年は広島駅南口広場の再整備事業を2.3倍の360億円にまで膨らませました。コロナ禍の下で,開発は立ち止まってでも公助の力を発揮するべきではなかったでしょうか。 これまで党市議団が求めてきたように,幼児教育・保育の無償化により,浮いた約32億円はどのようになっているのでしょうか。
2019年に大問題となった広島高速5号線二葉山トンネル工事費375億円の増額に続き,2020年は広島駅南口広場の再整備事業を2.3倍の360億円にまで膨らませました。コロナ禍の下で,開発は立ち止まってでも公助の力を発揮するべきではなかったでしょうか。 これまで党市議団が求めてきたように,幼児教育・保育の無償化により,浮いた約32億円はどのようになっているのでしょうか。
高速5号線二葉山トンネル工事は,当初から地元住民や地質学者から地盤沈下のおそれがあると反対の声が上がっていたにもかかわらず,強引に工事着工してきたものです。より安全なシールド工法に変更するからと,事業費を大きく膨らませてきた経過があります。ところが,そのシールド工法でも,予測以上に岩盤が堅く複雑で何度も工事が中断し,掘削マシンの刃の交換が度々必要になり,さらなる事業費追加が予想されています。
その象徴が,疑惑にまみれた高速5号線二葉山トンネル工事の増額です。広島高速道路公社と大林組などゼネコンは,一旦200億円でトンネル工事の契約をしたのに,ゼネコンが契約に内部工事が含まれていなかったと言い出したことが始まりでした。結局,市は,第三者委員会に常識では考えられないゼネコンの主張を認めさせ,87億円の工事費を増額しました。
高速5号線については,さきの12月定例会で提案された二葉山トンネル工事契約額の見直しに係る増額,さらには高速5号線と高速2号線との連結路整備を加えた整備計画の変更に係る同意案について,反対をいたしました。 広島高速道路公社と大林・大成・広成建設工事共同企業体から成るJV,さらには出資団体である広島県・広島市を含む関係者により,市民に説明のできない工事契約が交わされたことは明らかです。
今回の二葉山トンネル工事契約に関するこの付帯決議案には,露呈した不適切な契約と明確に書かれています。であるならば,不適切なのですから,責任をとる必要が当然あると思います。しかし,この付帯決議には,公社に対しても,広島市に対してもどう責任をとるべきなのか,責任のとり方には一切触れておりません。組織にも,個人にも責任をなぜとらせないのか,お答えください。
加えて,今回の高速5号線二葉山トンネル工事費問題を含めた整備事業費大幅増額問題では,市がやると決定した公共事業なら,どんな疑惑を持たれようと,青天井に税金を投入して進めるのかと,高速道路事業のみならず,公共事業への市民の不信の声が広がっています。
広島高速5号線二葉山トンネル工事は,掘削を開始した75メートルの地点でマシンのカッターが破損し,昨年の12月10日に工事が中断して以来,約5カ月後の5月8日に工事再開となりました。懸念されていたマシンの修理費用は県民や市民ではなく,大林などの共同企業体── JVが負担することになりましたが,肝心の契約額の増額問題については解決できていません。
今,県と市が進める高速5号線二葉山トンネル工事の増額が問題になっていますが,我が市議団はこれまで,わずか3分間,空港へのアクセス時間を短縮するために1200億円つぎ込む事業は無駄遣いだと反対してきました。今回,この事業を直接行う広島高速道路公社と大林組などゼネコンは,一旦200億円でトンネル工事の契約をしたのに,契約に内部工事が含まれていなかったという常識では考えられないことを言い出しました。
高速5号線二葉山トンネル工事と同じように,契約・受注をめぐる談合疑惑が東京外かく環状道路トンネル工事でも発生しております。外環道もシールドマシンを使って掘削工事が行われますが,ことし9月の受注者選定手続をめぐる談合疑惑が指摘され,手続は中止されておりましたが,事業再開に向けて立ち上げられた技術評価委員会の4人の大学教授のうち,3人が応募ゼネコンから研究費を受け取っていることが明らかとなりました。
また,今回の調停案の内容は二葉山トンネル工事全区間の周辺地域にも効力が及ぶのかどうか,お答えください。 以上,答弁を求めて質疑を終わります。(拍手) ○永田雅紀 議長 道路交通局長。 ◎谷山勝彦 道路交通局長 第74号議案,調停についてに関する御質問に順次お答えをいたします。
巨大開発でつくったコンクリートの塊は,将来劣化して社会を脅かす,次世代に何を残すのか発想の転換が必要,5号線はなくても生きていける,広島高速5号線二葉山トンネル工事を中止し,市民にもっと密着したことから始めてほしい,との意見であります。 そこでお尋ねします。
最後に,国の恣意的な方針に従属した財政運営ではなく,現行どおり財政調整基金を宛てがい,不要不急の高速5号線二葉山トンネル工事などを見直して財源を捻出する,住民や地域経済を見据えた財政運営を求めて反対の討論といたします。(拍手) ○種清和夫 議長 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 第51号議案,平成25年度広島市一般会計補正予算(第1号)から採決いたします。
お聞きしますが,広島高速5号線二葉山トンネル工事の着工は2014年度の予定と聞いていますが,今後,トンネル以外の本線工事の着工とトンネル掘削開始までのスケジュールはどうなるのでしょうか。 今年度の予定している用地買収は,どこで,何件あるのか,今年度で全ての用地買収が完了するのか,お答えください。 事業推進するに当たり,住民の理解と協力を得ることは不可欠です。